トウカイテイオー

歴史に残る名レースといえば、1993年の有馬記念を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
この時前評判が最も高かったのは、デビューから無敗のまま皐月賞や日本ダービーを制覇したトウカイテイオーでした。
しかし、前年の結果は11着と前年の有馬記念で起きた中殿筋を痛めるというアクシデントを引きずった形になってしまいました。
そして本年度、再起をかけ宝塚記念に挑みましたが、そのレース中に骨折に見舞われ残念な結果となったのです。
それでも、トウカイテイオーの人気は根強く、帝王と呼ばれ賞賛されただけあり、
ファン投票により4位という人気で選ばれ、本レースとなる有馬記念に挑むこととなりました。
しかし、出走するほかの馬たちの顔ぶれもなかなかのもので、
投票により1位に選ばれたのはビワハヤイデ、そしてジャパンカップ優勝馬のレガシーワールド、
天皇賞・春を制したライスシャワーに、有馬記念の前年の優勝馬メイジロパーマー、日本ダービーを制した4歳馬のウイニングチケット、
さらには牝馬2冠のベガといった、まさに強豪中の強豪たちが集まりました。
そんな中で、投票4位で出走となったトウカイテイオーの人気は、そんなに高いものではありませんでした。
豪華なメンバー勢揃いの中でいよいよスタートした有馬記念、
いっせいにスタートを切った集団を牽引するのがメジロパーマー、そこから先行のビワハヤイデが抜け出してくると、
中団に位置していたトウカイテイオーが全盛期の姿を復活させたかのように末足を爆発させ、
それまで先頭を守っていたビワハヤイデを、ゴールまであと100mというところでかわし、そのまま鮮やかにゴールを奪っていったのです。
こういった大一番のレースでは、普通の馬でも緊張し実力を十分に発揮することが難しいといわれ、
ましてやG1から長い間離れていた馬が復活するということはとても稀なことで、
4位という人気もこれまでの功績をたたえたもので、まさかここで並み居る強豪らを抑えて優勝するとは誰も想像すらしていなかったことでしょう。
この結果に競馬場は驚きに包まれていましたが、実況アナウンサーが「ミラクル!」「奇跡の復活!」と、
涙ながらにこの奇跡の復活劇を称えたのでした。
363日という長期の休養を経てのG1勝利最長記録は、今でもなお塗り替えられることの無い競馬界に残る
記録として伝説になっています。

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2011年12月2日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:競馬予想

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